
ギターの教科書
ラブライブの曲をギターで弾いてみたい、そんな熱い想いを抱く初心者の方へ。アニメを見て憧れの曲に挑戦しようと思っても、「No brand girlsのギターは難しそう…」「ススメ トゥモロウやユメノトビラのコード進行はどうなっているの?」といった疑問が次々と浮かんでくるのではないでしょうか。
そもそも初心者は何ヶ月で弾けるようになりますか?という期間の問題や、多くの人が何ヶ月で挫折しますか?という不安もあるでしょう。
また、初心者が覚えるべきギターコードは何か、ギターで最も難しいコードとは何か、そして独学で練習できますか?という練習方法の悩み。ラブライブのtab譜はどこで探せばいいのか、カポなしで弾ける簡単な曲はあるのか、ラブライブのギターを始めたい初心者が抱えるあらゆる疑問に、この記事が具体的にお答えします。
この記事でわかること
- ギター初心者が1曲弾けるようになるまでの現実的な期間
- 挫折を回避するための基礎練習と必須コード
- 初心者でも挑戦しやすいラブライブの楽曲と譜面の探し方
- 独学を成功させるための具体的な練習ステップとコツ
ラブライブ:ギター初心者が知るべき現実と練習法

ギターの教科書
- 初心者は何ヶ月で弾けるようになりますか?
- 何ヶ月で挫折しますか?
- 独学で練習できますか?
- 初心者が覚えるべきギターコードは?
- ギターで最も難しいコードは?
初心者は何ヶ月で弾けるようになりますか?
ギターを始めて最初の1曲を完璧に弾けるようになるまで、一般的に約1ヶ月から1ヶ月半ほどの期間が必要とされています。これは、1日に30分程度の練習を週に3日から5日続けた場合の、合計約10時間という練習時間から算出された目安です。
もちろん、これはあくまで平均的な目安であり、上達のスピードには個人差が大きく影響します。毎日1時間以上練習できる方であればもっと早く弾けるようになりますし、逆に練習時間がなかなか取れない場合はもう少し時間がかかるかもしれません。
ここで最も大切なのは、練習時間の長さよりも「毎日少しでもギターに触れる習慣」をつけることです。短時間でも継続することが、結果的に上達への一番の近道となります。
1曲マスターまでの目安
- 練習期間:約1ヶ月~1ヶ月半
- 1日の練習時間:30分~1時間
- 練習頻度:週3~5日
合計約10時間の練習時間を、どのように使うかが重要です。例えば、「コードを押さえる練習」に3時間、「コードを切り替える練習」に4時間、「曲に合わせて弾く練習」に3時間、といったように段階的に練習を進めていくと効率的です。
いきなり1曲丸ごと通して練習しようとすると、弾けない箇所でつまずき、モチベーションが低下しがちです。そうではなく、例えば「サビの最初の4小節だけ」というように曲を細かくパート分けし、一つずつ完璧にしていく「分割練習」を取り入れましょう。
「昨日まで弾けなかったフレーズが弾けるようになった!」という小さな成功体験を積み重ねることが、楽しく練習を続ける秘訣です。
何ヶ月で挫折しますか?

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ギターという楽器の魅力に惹かれて手にしたものの、残念ながら長続きせずに辞めてしまうケースは少なくありません。これは脅かすために言うのではなく、むしろ、あらかじめ「つまずきやすいポイント」を知っておくことで、事前に対策を立て、挫折を回避しやすくなるからです。
世界的なギターメーカーであるFender社の調査によると、ギターを始めた人の約90%が購入から1年以内に演奏を辞めてしまうという、非常に衝撃的なデータが報告されています。気軽に始められる楽器でありながら、なぜこれほど高い挫折率なのでしょうか。その背景には、見た目の華やかさと、実際に音を出すために必要な地道な練習との間に存在する、大きなギャップがあります。
そして、多くの人が挫折へと向かってしまう最初の大きな壁、いわば「魔の期間」は、ギターを購入してからおよそ1ヶ月から3ヶ月の間に訪れると言われています。この時期は、初期の熱意が少し落ち着き、理想通りに弾けない現実と直面して最も苦しむ期間なのです。
初心者が陥りがちな「挫折の3大原因」
- 【物理的な壁】指の痛みという直接的な苦痛
- 【技術的な壁】特定のコードが押さえられないという焦り
- 【精神的な壁】上達が実感できないという停滞感
ここでは、これらの壁の正体を一つずつ解き明かし、具体的な乗り越え方を解説します。
原因①:【物理的な壁】指の痛み
ギター初心者が最初に経験するのは、ほぼ間違いなく指先の痛みです。特にアコースティックギターの硬い金属弦は、慣れていない指の皮膚に深く食い込み、ヒリヒリとした痛みを引き起こします。この直接的な苦痛が原因で、ギターに触れること自体が億劫になってしまうのです。
しかし、これは人体の正常な防御反応であり、練習を続けていれば2~3週間ほどで指先の皮膚が硬化し、「ギターだこ」が形成されます。このタコが天然のクッションとなり、次第に痛みを感じなくなるのです。つまり、この痛みは「あなたの指がギタリストの指へと進化している証」と言えます。
指の痛みを和らげる具体的な対策
- 細い弦に交換する:購入時に張られている弦より、細い「ゲージ」の弦(例:エクストラライトゲージ)に交換すると、弦の張力が弱まり、押さえる力が少なくて済みます。
- 長時間の練習を避ける:「15分練習したら5分休む」というように、こまめな休憩を挟むことで、指への負担を軽減できます。
- 練習後にケアをする:もし痛みが強い場合は、練習後に指先を冷やす(アイシングする)と炎症を和らげる効果が期待できます。
原因②:【技術的な壁】コードが押さえられない
指の痛みが和らいできた頃に次に訪れるのが、特定のコードがどうしても綺麗に鳴らせないという技術的な壁です。その代表格が、後ほど詳しく解説する「Fコード」です。このコードが押さえられないことで、「自分にはギターの才能がないのかもしれない」と、根本的な自信を失ってしまう人が後を絶ちません。
しかし、これも才能の問題では断じてなく、単にギターという楽器の構造と、人間の手の構造がまだ馴染んでいないだけです。Fコードのように複数の弦を1本の指で押さえる「バレーコード」は、日常生活では絶対に行わない不自然な動きです。脳がその動きを指令し、指の筋肉が正確に実行できるようになるまでには、相応の反復練習が必要なのは当然のことなのです。
原因③:【精神的な壁】上達が実感できない
毎日30分、欠かさず練習しているはずなのに、昨日と比べて何も変わっていないように感じる。この「停滞感」こそが、モチベーションを削る最も厄介な敵かもしれません。
ここで知っておくべき重要な事実は、ギターの上達は直線的な右肩上がりではなく、「階段状」に進んでいくということです。しばらく練習しても全く変化がない停滞期(踊り場)が続いた後、ある日突然、今までできなかったことが急にできるようになる瞬間(階段を一段上がる)が訪れます。多くの人は、この踊り場にいる期間の長さに耐えきれず、「練習しても無駄だ」と感じてしまうのです。
この小さな成長を確認することが、停滞期を乗り越えるための大きな力になりますよ。
結論として、これらの挫折原因は、ギターを志すほぼ全ての人が経験する「通過儀礼」です。重要なのは、これらが起こることをあらかじめ理解し、完璧を求めすぎないこと。「今日はFコードの音が少しでも鳴ればOK」というように、ハードルを低く設定し、小さな成功を積み重ねていくことが大切です。
この「魔の3ヶ月」を乗り越えれば、あなたの指はギターに馴染み、コードチェンジもスムーズになります。そして、そこから本当の意味で「ギターを演奏する楽しさ」が始まるのです。
独学で練習できますか?

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結論から言うと、ラブライブの曲を弾くという目標達成のために、ギターを独学で習得することは十分に可能です。現代では、質の高い教則本はもちろん、YouTubeにはプロのギタリストによる無料の解説動画、コード譜やTAB譜を共有するウェブサイトやアプリなど、学習教材が豊富に揃っています。
ただ、独学には輝かしいメリットと、注意すべきデメリットの両方が存在します。これらを理解した上で練習計画を立てることが、独学成功の秘訣です。
独学のメリットとデメリット
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| ペース・時間 | 自分の好きな時間に好きなだけ練習できる。 | 強制力がないため、サボり癖がつきやすい。 |
| 費用 | ギター本体と教則本代程度で、費用を安く抑えられる。 | 教材選びに失敗すると、遠回りになる可能性がある。 |
| 内容 | 弾きたい曲だけを集中して練習できる。 | 基礎が疎かになり、変な癖がつきやすい。 |
| 問題解決 | 自力で調べる力が身につく。 | 質問できる相手がおらず、挫折しやすい。 |
独学を成功させるためのポイント
独学のデメリットを克服し、成功へと導くためには、ただ闇雲に練習するのではなく、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
- ツールの活用:スマートフォンのチューナーアプリやメトロノームアプリは必須アイテムです。正確な音程とリズムで練習する習慣をつけましょう。
- 客観的な視点:自分の演奏をスマートフォンで録画・録音してみましょう。客観的に見ることで、姿勢の悪さやリズムのズレなど、自分では気づけない弱点を発見できます。
- 小さな目標設定:「1週間でCコードとGコードのチェンジをスムーズにする」など、具体的で達成可能な短期目標を立て、クリアしていくことで達成感を得られます。
初心者が覚えるべきギターコードは?
ギターで曲を演奏するということは、言ってみれば「コード」という音楽の設計図に沿って音を組み立てていく作業です。無数のコードが存在するため、初心者はどこから手をつけていいか分からなくなりがちですが、心配する必要は全くありません。
なぜなら、J-POPやラブライブの楽曲を含め、世の中のヒット曲の多くは、たった数種類の基本的なコードの組み合わせで成り立っているからです。
特に初心者が最初に覚えるべきなのは「オープンコード」と呼ばれる、開放弦(何も押さえない弦)の豊かな響きを活かしたコード群です。これらは比較的押さえやすく、様々な楽曲の土台となっています。
まずはこれから紹介する8つのコードを「自分の手札」に加えることを目標にしましょう。これらをマスターするだけで、あなたのギターの世界は劇的に広がります。
【豆知識】コードの性格を決める「メジャー」と「マイナー」
コードには大きく分けて「メジャーコード」と「マイナーコード」という2つの性格があります。非常に簡単に言うと、メジャーは「明るい・楽しい・元気」な響き、マイナーは「暗い・切ない・悲しい」響きを持っています。例えば「C」はCメジャー、「Am」はAマイナーの略です。この違いが分かると、曲の雰囲気をより深く理解できるようになります。
それでは、初心者が覚えるべき「魔法の8コード」を、具体的な押さえ方のコツと共に見ていきましょう。

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| コード名 | 種類 | 難易度 | 具体的なフォームと最重要ポイント |
|---|---|---|---|
| C(シー) | メジャー | ★☆☆☆☆ | 【フォーム】薬指:5弦3F / 中指:4弦2F / 人差し指:2弦1F 【ポイント】全ての指をしっかり立て、指の腹が下の弦に触れないように注意しましょう。6弦は親指で軽く触れてミュート(音を消す)するのが理想です。 |
| G(ジー) | メジャー | ★★☆☆☆ | 【フォーム】中指:6弦3F / 人差し指:5弦2F / 小指:1弦3F 【ポイント】指を大きく広げる必要があります。最初は窮屈に感じますが、この形に慣れるとコードチェンジがスムーズになります。全ての弦を鳴らしてOKです。 |
| Am(エーマイナー) | マイナー | ★☆☆☆☆ | 【フォーム】中指:4弦2F / 薬指:3弦2F / 人差し指:2弦1F 【ポイント】Eコードの形をそのまま1弦側にずらした形です。Cと同様に6弦はミュートします。切ない曲では必ずと言っていいほど登場します。 |
| Em(イーマイナー) | マイナー | ★☆☆☆☆ | 【フォーム】中指:5弦2F / 薬指:4弦2F 【ポイント】押さえる指が2本だけで最も簡単なコードの一つ。全ての弦を鳴らしてOKなので、右手のストローク練習に集中したい時に最適です。 |
| F(エフ) | メジャー | ★★★★★ | 【フォーム】(バレーコード)人差し指で1Fを全押さえ etc... 【ポイント】最難関コード。前述の通り、最初は必ず簡易フォームで練習しましょう。無理に挑戦してギターが嫌いになっては元も子もありません。 |
| D(ディー) | メジャー | ★★☆☆☆ | 【フォーム】人差し指:3弦2F / 薬指:2弦3F / 中指:1弦2F 【ポイント】三角形の形を作ります。指が密集するので、各指の第一関節をしっかり曲げて押さえるのがコツ。5弦と6弦は弾きません。 |
| E(イー) | メジャー | ★☆☆☆☆ | 【フォーム】中指:5弦2F / 薬指:4弦2F / 人差し指:3弦1F 【ポイント】Amの形とよく似ています。パワフルな響きでロック系の曲で多用されます。全ての弦を力強く鳴らしましょう。 |
| Dm(ディーマイナー) | マイナー | ★★☆☆☆ | 【フォーム】中指:3弦2F / 薬指:2弦3F / 人差し指:1弦1F 【ポイント】Dと響きは似ていますが、より哀愁が漂います。これも5弦と6弦は弾きません。Fの簡易フォームと形が似ているので関連付けて覚えると効率的です。 |
※ Fはフレットの略です。「5弦3F」は「5弦の3フレット」を意味します。
これらのコードフォームを覚えたら、次はそれを「使える技術」に変えるための練習が必要です。以下の3ステップで、着実にコードを体に染み込ませていきましょう。
コード習得のための具体的な練習3ステップ
- フォームを記憶する:まずは右手で弦を弾かず、左手の指の形を正確に作ることに全集中します。コード表を見ながら、ゆっくり指を置き、離し、また置く、という動作を繰り返して形を脳と指に記憶させます。
- 1本ずつ音を確認する(アルペジオチェック):フォームが作れたら、右手で6弦から1弦まで1本ずつ順番に弾いてみましょう。全ての弦がクリアに「ポーン」と鳴っていますか?どこかの弦が「ポコッ」と詰まった音になる場合は、指が隣の弦に触れていないか、押さえる力が足りていないかを確認し、修正します。
- コードチェンジの反復練習:弾きたい曲でよく使われる2つのコード(例えばCとG)を選び、メトロノームを使いながら「4拍数えたらC、次の4拍でGにチェンジ」という練習をひたすら繰り返します。最初はテンポをBPM=60くらいまで落として、確実性を最優先しましょう。
最初は指が言うことを聞かず、いくつかの弦が綺麗に鳴らないかもしれません。しかし、それは全てのギタリストが通る道です。その「ポコポコ」という音こそ、あなたが上達している証拠に他なりません。焦らず、一つ一つのコードとじっくり向き合う時間そのものを楽しむくらいの気持ちで、練習を重ねていきましょう。
ギターで最も難しいコードは?
ギター初心者が直面する最大の壁、そして多くのギタリストが最初に洗礼を受ける最難関コードは、議論の余地なく「Fコード」です。このコードが押さえられないことが原因でギターを辞めてしまう人が非常に多いため、通称「Fの壁」とも呼ばれています。
なぜFコードがこれほどまでに難しいのか、その理由は「バレーコード(セーハ)」という、ギター特有の押さえ方をマスターする必要があるからです。
バレーコード(セーハ)とは?
1本の指(Fコードの場合は人差し指)を定規のようにまっすぐ伸ばし、複数の弦を同時に押さえるテクニックです。Fコードでは、人差し指で1フレット上の6本全ての弦を均等な力で押さえつけながら、さらに中指、薬指、小指で他のフレットを押さえるという、非常に複雑な動きが求められます。
このバレーコードは、かなりの握力と、各指を独立して動かす器用さが必要なため、ギターを始めたばかりの初心者には極めて難しく感じられます。しかし、ここで諦める必要は全くありません。実は、このFコードには響きをほとんど変えずに押さえ方を劇的に簡単にした「簡易コード(省略フォーム)」という救済策が存在します。
簡易Fコードの押さえ方
本来6本の弦を押さえるところを、主に高音側の3本または4本に絞って押さえる方法です。
- 人差し指:1弦と2弦の1フレットを同時に押さえる
- 中指:3弦の2フレットを押さえる
- 薬指:4弦の3フレットを押さえる
最初はこの簡易フォームを使い、「Fコードの曲も弾ける!」という楽しさを優先しましょう。ギターに慣れ、指の力が自然とついてきた段階で、本来のFコードに再挑戦するのが最も効率的で挫折しにくいルートです。Fコードを乗り越えれば、あなたはギタリストとして大きな一歩を踏み出すことになります。
ラブライブ:ギター初心者におすすめの練習曲

ギターの教科書
- ラブライブのtab譜の探し方
- ススメ トゥモロウのコード構成
- ユメノトビラのコード進行は?
- No brand girlsのギター難易度
- カポなしで弾ける簡単な曲は?
ラブライブのtab譜の探し方
弾きたいラブライブの楽曲が決まったら、次に行うべきは、その曲を演奏するための「楽譜」を手に入れることです。これは、目的地に向かうために冒険の地図を手に入れるのと同じくらい重要なステップと言えるでしょう。ギター用の楽譜には、大きく分けて「コード譜」と「TAB譜(タブ譜)」の2種類があり、それぞれに役割と特徴があります。
これを地図に例えるなら、「コード譜」は目的地と主要なチェックポイントだけが記されたシンプルな地図、「TAB譜」は一歩一歩の足跡まで詳細に記された精密な地図のようなものです。あなたの目的に合わせて、適切な地図を選ぶ必要があります。
| 楽譜の種類 | 内容 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| コード譜 | 歌詞の上に、そのタイミングで弾くべきコードネーム(C, Gなど)が記載されています。 | ギターを弾きながら歌う「弾き語り」スタイル。リズムや細かいフレーズはある程度自分でアレンジする必要があります。 |
| TAB譜 | ギターの6本の弦を6本の線で、押さえるフレットを数字で表現した、ギター専用の楽譜です。 | イントロのメロディやギターソロなど、原曲のフレーズを忠実に再現したい場合に不可欠となります。 |
ラブライブの楽曲が持つキラキラしたギターリフやカッコいいギターソロを原曲通りに弾きたいのであれば、TAB譜の入手が不可欠です。しかし、いざ探してみると様々な方法があり、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。ここでは、それぞれの方法のメリット・デメリットを詳しく解説し、あなたに最適な探し方を提案します。
方法1:楽譜販売サイトでダウンロード購入する(有料)
まず、最も確実で信頼性が高い方法が、オンラインの楽譜販売サイトで公式のTAB譜を購入することです。ヤマハが運営する「ぷりんと楽譜」などのサイトでは、1曲単位(数百円程度)で、高品質な楽譜をPDF形式でダウンロードできます。
- メリット:出版社や音楽制作会社が監修しているため、譜面の正確性は折り紙付きです。購入後すぐに印刷して使える手軽さも魅力でしょう。
- デメリット:当然ながら費用がかかります。複数の曲を練習したい場合、積み重なるとそれなりの出費になる可能性があります。
- こんな人におすすめ:「お金を払ってでも一番確実な情報が欲しい」「遠回りせずに最短で正確な演奏を身につけたい」という方。
方法2:バンドスコアを購入する(書籍)
楽器店や大型書店、オンラインストアなどで販売されている、ラブライブの楽曲を集めた「バンドスコア」を購入する方法です。バンドスコアには、ギターだけでなく、ボーカル、ベース、ドラム、キーボードなど、バンド全体のパート譜が収録されています。
- メリット:1冊に多数の楽曲が収録されているため、1曲あたりのコストパフォーマンスが非常に高いです。また、物理的な本として所有する満足感もあります。
- デメリット:既に絶版になっている場合があることや、ギター以外のパートも掲載されているため、初心者にとっては情報量が多すぎて見づらいと感じるかもしれません。
- こんな人におすすめ:「ラブライブの曲をとにかくたくさん弾きたい」「将来的にバンドを組むことも考えている」という方。
方法3:無料TAB譜サイトを利用する(非公式)
インターネット上には、海外の「Ultimate Guitar」に代表されるような、ユーザーがTAB譜を投稿・共有するウェブサイトが数多く存在します。最大の魅力は、何と言っても「無料」であることです。
しかし、この方法には大きなリスクと注意点が伴うことを、強く認識しておく必要があります。
無料TAB譜サイトの注意点
- 精度の問題:譜面はプロではなく一般ユーザーが「耳コピ(音を聴き取って楽譜にすること)」したものがほとんどです。そのため、コードやフレーズに間違いが多く含まれているケースが頻発します。
- 著作権の問題:多くの場合、JASRACなどの著作権管理団体の許諾を得ずに運営されており、法的にグレーな側面を持っています。
- 情報の不完全さ:ギターソロが丸ごと省略されていたり、イントロ部分しかなかったりと、不完全な譜面が非常に多いです。
これらの理由から、無料TAB譜サイトは、公式の楽譜がどうしても見つからない場合の「最終手段」または「あくまで参考程度」として利用するに留めるべきです。
方法4:YouTubeなどの動画コンテンツを参考にする
現代のギター練習において、YouTubeは最高の教材の一つです。多くのギタリストがラブライブの楽曲を演奏する「弾いてみた」動画を投稿しており、これらは静的な楽譜だけでは得られない、多くの貴重な情報を含んでいます。
- メリット:実際の音と演奏している指の動きを同時に確認できるため、リズムの取り方やピッキングのニュアンス、ミュートなどの細かいテクニックが非常に分かりやすいです。
- デメリット:投稿者独自のアレンジが加わっている場合があるため、必ずしも原曲通りとは限りません。また、TAB譜が表示されていない動画も多くあります。
YouTubeの「弾いてみた」動画 活用術
ただ視聴するだけでなく、YouTubeの機能を活用することで学習効果を最大化できます。
- 再生速度の変更機能:速くて目で追えないフレーズは、右下の設定(歯車マーク)から再生速度を「0.75」や「0.5」に落として、ゆっくりと運指を確認しましょう。
- コメント欄の活用:分からない部分があれば、敬意を払って投稿者に質問してみましょう。親切に答えてくれるかもしれません。また、他の視聴者による有益な情報交換が行われていることもあります。
この方法なら、正確な情報に基づきつつ、実際の演奏のコツも学べるため、最短距離での上達が期待できますよ。
ススメ トゥモロウのコード構成

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「ススメ→トゥモロウ」は、μ'sの始まりを感じさせるポジティブなエネルギーに満ちた一曲です。その曲調を反映してか、ギターパートも比較的シンプルで、ギター初心者がラブライブの楽曲に最初に挑戦するのに最適な一曲と言えます。
主な使用コード:G / D / Em / C / Am
ご覧の通り、使用されているコードはこれまでに紹介した基本的なオープンコードがほとんどです。この曲をマスターする上で最大のポイントは、元気でハツラツとした8ビートのストローク(ジャカジャカと弦をかき鳴らす奏法)を安定して刻み続けることです。コード自体は難しくなくても、曲のアップテンポなリズムに乗せてスムーズにコードチェンジを行うには、反復練習が必要不可欠です。
基本の8ビートストローク
最も基本的なパターンは「ダウン、ダウン、ダウンアップ、アップダウンアップ」のリズムです。
↓~↓~↓↑~↑↓↑
(↓はダウンストローク、↑はアップストローク)
まずはこのパターンを、コードを押さえずに右手だけで練習してみましょう。
特に、この曲で多用される「G→D→Em→C」というコード進行は、数えきれないほどのJ-POPで使われている「王道進行」の一つです。
この流れをスムーズに弾けるようになれば、他の多くの曲にも応用が効き、あなたのギタースキルは格段に向上するでしょう。まずはスマートフォンのメトロノームアプリなどを使い、ゆっくりなテンポで確実にコードチェンジができるように練習を始めてみてください。
ユメノトビラのコード進行は?
「ユメノトビラ」は、切ないメロディラインと壮大なサビが印象的な人気曲です。この曲も基本的なコードで構成されていますが、「ススメ→トゥモロウ」と比較すると、少しだけ難易度が上がり、初心者が次のステップへ進むための練習曲として最適です。
主な使用コード:G / D / Em / C / Bm
ここで注目すべきコードが「Bm(ビーマイナー)」です。これは前述のFコードと同じ「バレーコード」の仲間であり、人差し指で複数の弦を押さえる必要があります。
しかし、Fコードが6本の弦全てを押さえるのに対し、Bmは5本の弦で済むため、少しだけ難易度は下がります。Bmの登場が、この曲の難易度を一段階上げている要因です。
Bmコードの攻略法
BmもFと同様に、最初は簡易フォームでの代用がおすすめです。
・人差し指:1弦の2フレット
・中指:2弦の3フレット
・薬指:3弦の4フレット
この3本指で押さえるフォームなら、バレーコードを使わずにBmの響きを再現できます。
この曲のもう一つのポイントは、表現力です。静かなAメロでは指で弦を一本ずつ弾く「アルペジオ」に挑戦してみたり、サビでは力強いストロークで盛り上げたりと、演奏に強弱をつけることで原曲の持つ感動的な雰囲気を表現できます。
Bmコードの克服と、演奏の表現力を養うための素晴らしい練習曲と捉え、ぜひチャレンジしてみてください。
No brand girlsのギター難易度
「No brand girls」は、μ'sのライブでも特に盛り上がる、疾走感あふれるロックチューンです。この曲をギターで弾きこなす姿は誰もが憧れますが、ギター初心者にとっては、これまでに紹介した2曲とは比較にならないほど難易度が高い楽曲であることを覚悟しておく必要があります。
この曲を中~上級者向けたらしめている技術的な要因は、主に以下の3つです。
- 高速なテンポ(BPM):曲のスピードが非常に速く、息つく暇もないほど素早いコードチェンジとピッキング(弦を弾く動作)が全編にわたって求められます。
- パワーコードの多用:ロックサウンドの要である「パワーコード」がメインで使われます。一つ一つの押さえ方は簡単ですが、指板上を素早く正確に移動する技術が必要です。
- ブリッジミュート奏法:右手の手刀部分をブリッジ(弦の根元)に軽く乗せ、「ズクズク」という歯切れの良いタイトな音を出すテクニックです。ロックでは必須の奏法ですが、力加減が難しく習得には練習が必要です。
これらの要素から、「No brand girls」はギターの基礎がある程度しっかりと固まったプレイヤー向けの楽曲です。初心者がいきなりこの曲から練習を始めると、ほぼ間違いなく挫折してしまいます。
焦らず、まずは「ススメ→トゥモロウ」のような簡単な曲を完璧にマスターし、「①パワーコードの移動練習」→「②ブリッジミュートの練習」→「③原曲のテンポを落として弾く練習」というように、段階的なステップを踏んでから挑戦することをおすすめします。明確な目標として設定し、日々の練習のモチベーションにしましょう。
カポなしで弾ける簡単な曲は?
ラブライブの曲に挑戦したものの、「やっぱりコードチェンジが追いつかない…」と感じることは、決して珍しいことではありません。そんな時は、一度ラブライブから離れて、もっとシンプルな曲でギター演奏そのものに慣れるのが上達への近道です。
カポタスト(通称:カポ)とは?
ギターのネックに取り付けて、全体のキーを簡単に上げることができる便利な道具です。難しいコード進行の曲を、簡単なコードフォーム(CやGなど)で弾けるように移調する際によく使われます。初心者のうちは、まずはカポを使わずに弾ける曲から練習するのが基本です。
世の中には、たった3つか4つの簡単なコードだけで弾けてしまう名曲がたくさんあります。カポタストを使わずに弾ける、初心者向けの代表的な曲をいくつかご紹介します。これらの曲は、基本的なコードチェンジを体に染み込ませるための、最高の練習ドリルになります。
- きらきら星:使用コードは「A, D, E」の3つだけ。誰もが知っている童謡なのでメロディを口ずさみながら、非常にゆっくりとしたテンポでコードチェンジの正確性を高める練習に最適です。
- ハッピーバースデー:使用コードは「G, D, C」が基本。お祝いの定番ソングで曲も短いため、すぐに達成感を味わえます。家族や友人の誕生日に披露するという目標も立てやすいでしょう。
- 日曜日よりの使者 / THE HIGH-LOWS:使用コードは「A, D, E」。このわずか3つのコードだけで、最初から最後まで弾き通せてしまう伝説的なロックナンバーです。元気なストロークの練習にもなります。
- カントリー・ロード:使用コードは「G, D, Em, C」が基本。「ススメ→トゥモロウ」とほぼ同じコード構成で、弾き語りの練習曲として絶大な人気を誇ります。
これらの曲で自信をつけ、コードを見なくても自然に指が動くレベルまで到達すれば、改めてラブライブの曲に挑戦した際に、以前よりずっと楽に、そして楽しく演奏できる自分に驚くはずです。
よくある質問
F ラブライブの曲を弾きたいのですが、エレキギターとアコースティックギター、どちらで始めるべきですか?
A 結論から言うと、ラブライブの楽曲の多くはバンドサウンドが中心のため、最終的には「エレキギター」がおすすめです。特にギターソロや特徴的なリフを再現したい場合はエレキギターが不可欠です。 ただし、アコースティックギター(アコギ)から始めることにもメリットがあります。アコギはアンプなど周辺機材が不要ですぐに音が出せ、弦が硬めなので指の力を鍛えるのに適しています。まずはアコギでコード弾きや弾き語りに慣れてから、エレキギターに移行するのも良い方法です。
F 仕事や学校が忙しく、毎日練習する時間が取れそうにありません。それでも上達できますか?
A 理想は毎日少しでもギターに触れることですが、無理に毎日練習しなくても上達は可能です。重要なのは練習の「時間」よりも「質」と「継続」です。 例えば、「週に3回、30分だけは必ず集中して練習する」と決めるだけでも効果はあります。大切なのは、練習しない期間が長く空いてしまい、感覚を忘れてしまうのを防ぐことです。ギターに触れない日でも、通勤・通学中にライブ映像を見たり、楽譜に目を通したりするだけでも、モチベーション維持や音楽的知識の向上に繋がります。
F ギター本体以外に、最低限そろえるべき機材は何ですか?
A ギターを始めるにあたり、最低限必要になるのは以下のアイテムです。 【絶対に必要】 ・チューナー:音を合わせるための必需品です。クリップ式が手軽でおすすめです。 ・ピック:弦を弾くための小さな板です。様々な形や硬さがあるので、数種類試してみましょう。 ・シールドケーブル(エレキの場合):ギターとアンプを繋ぐケーブルです。 ・ギターアンプ(エレキの場合):エレキギターの音を出すためのスピーカーです。最初は自宅練習用の小型のもので十分です。 【あると便利】 ・ギタースタンド:ギターを安全に立てて保管できます。 ・ストラップ:立って演奏する場合に必要です。 ・交換用の弦:弦は消耗品なので、切れた時や古くなった時のために予備を用意しておくと安心です。
F 左利きなのですが、レフティ(左利き用)モデルのギターを買った方が良いですか?
A これは多くの左利きの方が悩むポイントです。選択肢は2つあります。 ①レフティモデルで始める:利き手でピックを持つため、複雑なピッキングに対応しやすいメリットがあります。ただし、レフティモデルは通常の右利き用モデルに比べて圧倒的に種類が少なく、選択肢が限られてしまうのが最大のデメリットです。 ②右利き用で始める:プロのギタリストにも、左利きでありながら右利き用のギターを演奏する人は数多くいます。コードを押さえる左手(利き手)の運指がスムーズになるというメリットも考えられます。また、圧倒的にモデル数が多いため、好きなデザインや機能のギターを選べます。 どちらが正解ということはありませんので、一度楽器店で両方を構えてみて、しっくりくる方を選ぶのが最も良い方法です。

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ラブライブ:ギター初心者が楽しむための総括
最後に、ラブライブの曲をギターで弾くことを夢見る初心者が、挫折の壁を乗り越え、楽しみながら目標を達成するための要点をリスト形式でまとめます。このポイントを時々見返して、練習の指針にしてください。
- ギター上達の最大の秘訣は才能ではなく、毎日少しでも続ける「習慣」
- 最初の目標は高すぎず、1曲を1ヶ月半で弾ききることを目指す
- 多くの人が最初の3ヶ月で挫折する現実を知り、焦らない心構えを持つ
- 独学は十分に可能だが、YouTubeの解説動画などを活用し客観的な視点を取り入れる
- 最初に覚えるべきコードはC, G, Am, Emなどの基本オープンコード8つ
- 最難関のFコードやBmコードは、まず便利な「簡易フォーム」で乗り切る
- ラブライブのTAB譜は、最初は「ぷりんと楽譜」など公式の正確なものを手に入れる
- 最初の練習曲には、コードが簡単でリズムが掴みやすい「ススメ→トゥモロウ」が最適
- 次のステップとして「ユメノトビラ」に挑戦し、Bmコードの克服を目指す
- 「No brand girls」はすぐに手を出さず、基礎が固まってからの目標に設定する
- もし難しいと感じたら、童謡など簡単な3コードの曲で指慣らしと自信回復に努める
- いきなり完璧を目指さず、サビだけなどパートごとに練習して成功体験を積む
- 練習の際は必ずメトロノームを使い、正確なリズム感を養う
- 自分の演奏をスマホで録画・録音して見返すと、改善点が驚くほどよくわかる
- 何よりも、μ'sの音楽をギターで奏でる「楽しさ」と「憧れ」の気持ちを忘れないこと